こころまなび日記

イライラしたり、悲しかったりという感情は感じたくないものです。そもそも感情などなければいいのに、というクライエントさんもいます。「感情さえなければこれほど苦しくないのに」ということでしょう。しかし、感情が存在する理由はちゃんとあるようです。

カウンセリングの時に、名前の由来や名づけ親のことを尋ねることがあります。自分の名前の由来を知っているか、親がどのような願いを込めて名づけてくれたのかということは、その子どもの背景である家庭の様子をうかがい知ることができるものです。

現代は、承認欲求を満たしたいという人が多いそうです。SNSでの「イイネ」がそれを象徴しているということですが、人々が本当に求めているものは承認欲求なのでしょうか。カウンセリングでも「クライエントさんに無条件に積極的に関心を向ける」ことを大切にしますが、これはクライエントの承認欲求を満たすためではありません。今回は、カウンセリングにおける「無条件の積極的関心」についてのお話です。

スクールカウンセラーは、「〇〇君について、教室で観察して気づいたことを報告してください」などとむちゃぶりをされることがあります。その様子を振り返ってみました。

小学校では、教室を観察するということがしばしばあります。そんなときスクールカウンセラーは何を見ているのでしょうか。スクールカウンセラーの教室観察について考えてみました。

心の中にたまったものが身体に出てくるということがあります。腰痛や頭痛がよく知られていますが、今回は吹き出ものにまつわるエピソードになります。

子どもとのカウンセリングでは、ときに、子どもたちから試されることがあります。「人を信用する、信頼する」するというところにつまづきを抱えている子どもはよくやります。そんなお話です。

小さな子供はダンゴムシが大好きです。小さくて、怖いことがあるとすぐに丸まってしまう姿が、どことなく自分と似ていて、親近感がわくのかもしれません。そんなダンゴムシを通した子どもとの交流を思い出しました。

傾聴を大切にするカウンセラーは、聞きっぱなしや聞き流しをするわけではありません。「？」と思ったところでは質問をして、その場面で起きたことを明確にしながら話を聴いていきます。