学ぶということ

コト的知識かモノ的知識か

知識をモノとして考えるかコトとして考えるか。認知科学の中では大きなトピックのようです。私はコトとして考えた方がカウンセリングには役に立つ気がします。そこで「コト的知識観」からカウンセリングについて考えてみました
カウンセリング

能動的なラポールづくり:pacing

ラポールづくりを能動的に行うのがペーシングというものです。相手に合わせて言語・非言語で相手とシンクロしてから、”ずらし”によって「!」という瞬間を作り出します。この「!」が変化を引き起こします。
スクールカウンセリング

スクールカウンセラーと大学院カリキュラム

「スクールカウンセラーの資質・能力の向上と学校との連携」というテーマで講演依頼がありました。そこで「スクールカウンセラーの資質・能力の向上」について大学院カリキュラムと関連づけて考えてみました。
カウンセリング

夫婦へのジョイニング

スクールカウンセリングでは、夫婦カウンセリングになることは珍しいですが、1年に1回くらいはあります。その時のジョイニングのポイントについて、セミナーで学んだことを書き残しておきます。
カウンセリング

「ケアの言葉」か「支援の言葉」か

ある事例検討会に参加していて、「ケア」と「支援」の違いについて考えされられました。これはサイコセラピーの本質を考える上で重要なテーマだと思います。その違いについて書いてみました。
潜在意識

雨の日の散歩

雨の日に傘もささずに散歩をしていたところ、しばらくして頭痛がしてきました。ポツポツと身体にあたる雨粒を身体は無意識に避けようとして情報処理をしていたと思うのですが、それが限界にきたのだと思いました。そして自己暗示によって対応しました。
カウンセリング

問題もリソース

クライエントが抱えている問題はリソースとしてとらえて、それを開発していくことで心理療法を組み立てていった人がいます。ミルトン・エリクソンという人です。催眠療法を専門とする精神科医の人ですが、不思議で魅力的な人だったようです。
学ぶということ

これからの学校教育:4つのシナリオ

OECDは2020年に興味深い報告書を作成しました。それは、これから2040年くらいまでの間に、学校がどのように変化していくのかという内容です。そこでは4つのシナリオが書かれていますのでそれを紹介しようと思います。
カウンセリング

解決は切って作る

ソリューションフォーカストアプローチという心理療法があります。これは、問題と原因のつながり断ち切って、問題が解決したその先の姿を具体的に構築し、そこに向かって歩みを進めていきます。しかしこれがうまくいかないとき、何が起こっているのかについて考えてみました。
カウンセリング

質問こそ介入

心理療法の代表的な介入は「質問すること」でしょう。分からないことを質問するという以上のものがセラピストの質問にはあります。理想的にはそれは、相手がその質問に答えることによって「肯定的なその人像」が浮かび上がるようなものです。