散歩
散歩が好きなのでよくいきます。先週は、台風の影響で雨が降ったりやんだりを繰り返していました。全く降らない時間帯もあるのですが、急に大粒の雨がザーッと降る時間帯もありました。
なかなか散歩に行けなかったのですが、ある日、少し雨が降っていたのですが思い切って出かけてみました。夏ですから雨の日でも暑いですし、どうせ汗をかくんだから濡れてもいいだろうと考えて。傘もささずにです。
歩き始めて
雨はポツポツと結構な勢いで顔に当たります。ザーッとではなくずっとポツポツ、ポツポツ。ポツポツと身体に長く雨粒を感じながら歩くと、結構、堪えるんですね。
ザーッと激しく降るのならあきらめもつきます。しとしとと降るのなら身体にあたる雨粒は気になりません。しかし、ポツポツ身体にあたる雨粒は、無意識に身体が反応してそれを避けようとしていたように思います。
身体の反応
ポツポツと頭や顔、身体に当たるので、それは不快刺激でした。あまり気にしていませんでしたが、おそらく眉間にしわをよせて目を少し細めながら、背中を丸めてうつむき加減で歩いていたと思います。歩幅も小さかったと思います。ポツポツを避けようと身体は反応していたのでしょう。
40分ほどそのまま歩いていると、次第に頭痛がしてきました。私は頭痛もちではないので、頭痛の原因は、このポツポツ刺激を感じたまま無意識にそれを避けようとする身体の反応が限界に来たのではないかと思いました。
よし、治そう
前に心因性の頭痛を自己治療したことがあります。それと同じように、この雨粒にあたっていることがこの頭痛の原因だと判断して、雨を避けようとするのをやめました。
そして、むしろ積極的に雨に当たりに行くつもりでスタスタといつもの調子で歩きました。
「もう大丈夫。頭痛の意味も理解したし、雨粒にだって浴びるつもりでいるから」と何度も頭の中で意識的に唱えます。「大丈夫、大丈夫、痛みもだいぶん和らいできた」と唱えているうちに、いつの間にか頭痛はなくなりました。
自己暗示
わたしの場合、頭痛が起きた時、「まずい、もっと痛くなったらどうしよう、さっきよりガンガンしてきたな」などと思っていると、それが増幅していきます。
むしろ、「こうだからこういう頭痛になっているのだろう」と理由をつけて、「理由さえわかれば大丈夫、大丈夫、だんだん和らいでくる、ほら、和らいできた」などと唱えることが多いです。
そうやって痛みが緩和されていくことがあります。暗示というのは侮れないものです。