カウンセリング

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脳は一を聞いて十を知る?

「一を聞いて十を知る」は『論語』に書かれていますが、われわれの脳は、もともと、を聞いて十を知ろうとする傾向があるようです。そのことを考えたうえで、心理療法に示唆することを考えてみました。
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非合理な信念を作る脳

脳の作りから考えて、人は合理的に物事を捉えるのは難しいようです。脳は「理に適う」よりも「生存に役立つ」ことを目指すからです。「生きていけるのなら、理にかなっていようがいまいが問題ない!」というのが脳の生き残り戦略のようです。
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情報処理の二つの道

脳の情報処理は、大きく分けて二つのシステムが並行して動くことによってなされているようです。高速システムとスローシステムです。本当はもっと複雑なのでしょうけど、ここではシンプルに考えてその二つがどのようなものなのかについて書いてみました。
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冬の日の”ぽっ、ぽっ、ぽっ”

冬の日に「寒い寒い」という子どもたちのために、身体を温める暗示をかけていました。簡単なものですがなかなかの効果でした。
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最良な説明への推論

見立てというのは難しいものです。正確な見立てが必ずしも問題を解決するとは限りません。その見立てが正確であればあるほど、問題は動かしがたく固定化されているように感じます。そんな見立てに意味はあるのでしょうか。見立ては応と連動している必要があります。
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「カウンセラーを変えてください」と言われた時

カウンセリングをしていると、「カウンセラーを変えて下さい」と言われることがあります。「ガーン」と鈍器で殴られたような衝撃を受けます。そんな時、カウンセラーは何をしているのでしょうか。
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外見は大切

カウンセラーにとって外見はとても大切です。この辺りがしっかりしていないと、クライエントさんは落ち着いて話ができないと感じる人も少なくありません。
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背後にある「つながり希求」

暴言や暴力といった爆発行為や死にたいといった自殺念慮の背景には「つながり希求」が動いています。しかし、当の本人はそのことに気づいていないようです。カウンセリングでは、そのことに気づき、勇気をもってつながりの回復を目指すことも、クライエントのニーズに合った一つの道だと思います。
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カウンセラーは何を待つ?

カウンセリングでは、しばしば「待つ」ということが重宝されます。クライエントの変化を待つわけですが、もう少し詳しく言うと、クライエントの変化を促す「時」を待っているのだと思います。カウンセリングにおける「待つこと」について考えてみました。
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「典型的な聴き方」をしないカウンセラー

以前、「日常会話の典型的な聴き方」ということを考えました。確かにこれは、日常生活においては有効な側面がありますが、カウンセリング場面では、あまり良い効果を及ぼさないように思います。その理由について考えてみました。