残念な一日

スクールカウンセリング

心理教育の場面にて

先日、小学校5,6年生を対象にしてストレスマネジメントの話をしました。これから中学生になる小6の子たちは真剣でした。中学校生活に不安があるのでしょう。5年生はまだ緊張感がなくぼんやりと聞いていました。

実施したのは「呼吸法」と「イメージ法」です。

準備

2学年を合同で行うので、他の人とほどよい距離が取れて、静かで集中しやすい空間がベストでした。

体育館では広すぎるという感じだったので、やや大きめの部屋を準備してもらっていました。

私も前もってその部屋を確認して、これなら大丈夫だろうと思っていました。こういう確認は、ちょっとしたことですが「心を可能にする仕事」になると思います。

準備不足

しかし、もう少し、しっかり見ておくべきでした。

場所は手ごろな部屋だったのですが、なぜか部屋の後ろ側の壁は、大きなアコーディオンカーテンで仕切られていました。そのことに気づいていましたが、特に問題を感じませんでした。

部屋の大きさや危険物がないかばかりを見ていたのですね。

この授業は6時間目に行ったのですが、ものすごく騒がしくなってしまいました。6年生は集中したいようでしたが、なんと、アコーディオンカーテンの向こう側は学童の教室になっていたのです。

5時間で学校を終えた1,2年生の学童が始まったのです。だから、騒がしくなっていたのは、向こう側だったのですが、声は筒抜けです。結局、5,6年生は集中できず、中途半端な感じで終わってしまいました。

こういうちょっとしたミスで、せっかく準備してきたことが台無しになることがあります。残念な一日でした。

「心を可能にする仕事」の価値

心理職の職域が広がっていくにつれて、面接室以外の場所での心理支援が求められています。今回の学校での心理教育もそのような場面でした。

このような場面で心理支援をするためには、心に向き合えるような環境づくりが大切になります。しかし、そのようなことは臨床心理士や公認心理師の養成プロセスではほとんど触れられないことです。

しかし、現場に出たらこのような「心を可能にする仕事」がとても重要になります。こういう仕事はあまり専門的ではなく、気の利く人がやる雑用的なものととらえられるかもしれません。

しかし、これを「臨床を可能にする仕事」としてやれるかどうかは、そのコミュニティの心理的健康度に影響してくるように思います。

こういう仕事の重要性に気づいて丁寧にこなし、しっかりと評価できるようになりたいと思っています。

 

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