小学生の誌を読んで

生活と心

新聞の「くらし」欄

新聞を取っている人が少なくなっているという話をよく聞きますが、わが家は今でも新聞を取っています。

わずか4000円程度でものすごい情報量ですから、ネットサーフィンをするよりもずっと面白いです。

特に「くらしの欄」はほのぼのとする記事が結構あります。ネットで勝手に流れてくるような記事(現実)ではなくて、アクチュアルな実際の日常を取り戻すために読むことが多いです。心のリフレッシュになります。

こどもの詩

その「くらし」のページに「こどもの詩」という小さな欄があります。ときどき読みますが良い詩に出会うことがあります。

ある日、次のような詩が載っていました。

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ケイジいはパパのおじさん

しずかな人

山のきのこみたいな人

詩の本をくれた人

ぼくがはじめてなくした人

「という説もある」

が口ぐせだったケイジい

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小学校4年生が書いた詩です。なかなか良い詩だと思いました。

「パパのおじさん」ですから、パパより年齢はずっと上でしょう。

しずかで、山のきのこみたいで、詩の本をくれた人。そして、身近な人を亡くすという経験がどんなものなのかを教えてくれた人でもあるようです。

「という説もある」で一瞬、「あれ?亡くなっていないのかな」と思いましたが、それが口ぐせだったということで、”ケイジい”の人柄がぐっと際立った気がします。

教養があり、物知りですが、自説を主張することなく、知識をひけらかすわけでもなく、「という説もある」とやんわりといろいろなことを教えてくれた謙虚な人だったのだろうと思います。

斜めの関係

しかもおじさんですから、この子にとっては「斜めの関係」の人です。親や先生は「縦の関係」の人。友だちは「横の関係」の人。おじさんやおばさんは「斜めの関係」の人です。

斜めの関係の人は、縦でも横でもない重要な位置づけの人たちです。親や先生とは違いますから、子どもに対してそれほど欲や期待をもたず、子どもの立場も考えながら話を聴いてあげられる余裕があります。

そして横の関係ではありませんから、すこし高い位置から、大人の意見も伝えることができます。お互い余裕も持てますし、距離感がいいのですね。子どもにとって大切な助言をくれることが多いものです。

ちなみに、”ケイジい”とは啓二おじさん、谷川俊太郎さんの詩集をもらったとのことです。

新聞の「くらし」欄には、ネットにはない普通の人々の生活がたくさん書かれています。とくにふっと目に入ってくる情報は、今の自分に必要なものなのかもしれません。

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